NZ親子留学のビザ・滞在制度まとめ

NZ親子留学のビザ
―3ヶ月未満/以上で何が変わるか
ニュージーランドへの親子留学を検討する際、 最初につまずきやすいのが「ビザ」の仕組みです。
滞在期間によって必要な手続きが大きく変わるため、 この記事で全体像を整理しておきます。
まず結論:滞在期間で手続きが変わる
| 項目 | 3ヶ月未満(短期滞在) | 3ヶ月以上(中長期滞在) |
|---|---|---|
| 子どものビザ | 観光ビザ相当(NZeTA) | 学生ビザ(Student Visa) |
| 保護者のビザ | 観光ビザ相当(NZeTA) | 保護者向けの同行ビザ |
| 保護者の就労・就学 | 原則制限あり | 原則不可(条件変更申請で一部可能な場合も) |
| 13歳以下の同行 | 法的保護者の同行が必須 | 同行ビザでの同行が必須 |
3ヶ月未満なら、NZeTAでの入国が基本
ニュージーランドは、日本を含む多くの国からの渡航者に対して 「NZeTA(New Zealand Electronic Travel Authority/電子渡航認証)」 という仕組みを設けています。
事前にオンラインで申請しておくことで、 正式なビザを取得しなくても、観光目的での入国と 一定の活動(短期の就学を含む)が認められます。
ニュージーランド移民局の情報によると、 NZeTAやビジタービザを保有している場合、 「12ヶ月の間に最大3ヶ月まで」就学することが可能です。 学齢期の子どもについては、暦年(1月〜12月)の中で 最大3ヶ月までとされています。
2週間を超える場合は、学校側の登録要件に注意
子どもが2週間を超えて学校に通う場合、 その学校が「Education (Pastoral Care of Tertiary and International Learners) Code of Practice 2021」という 留学生保護のための行動規範の署名機関である必要があります。
短期であっても2週間を超える通学を予定している場合は、 検討している学校がこの規範の署名機関かどうかを 確認しておくと安心です。
3ヶ月以上の場合:学生ビザ+保護者の同行ビザ
3ヶ月を超えて滞在する場合、子どもは正式な 「学生ビザ(Student Visa)」を取得する必要があります。
そして、13歳以下の子どもが渡航する場合には、 法的な保護者が子どもに同行するための 専用のビザ(保護者向けの同行ビザ)を取得し、 滞在期間中ずっと現地で一緒に過ごすことが 法律で義務付けられています。
この保護者向けのビザは、原則として 現地での就労や正規の就学を禁じていますが、 条件変更(Variation of Conditions)の申請を行うことで、 子どもの登校時間を利用した語学学校への パートタイム通学などが認められる場合があります。
なお、ビザに関する制度は変更されることがあります。 たとえば2025年11月には、学生ビザ保持者の就労可能時間が 週20時間から25時間に拡大されるなど、実際に制度改定が 行われています。渡航が近づいたら、必ず移民局の 公式サイトで最新の条件を確認してください。
14歳未満の子どもの「保護義務」について
ニュージーランドには、 「14歳未満の子どもを単独で放置してはならない」 という児童福祉に関する法的な保護義務があります。
学校の登下校時には保護者による送迎が必要であり、 放課後や休日も、常に大人の監視下に置くことが 求められます。
この保護義務は、滞在中の日課(送迎のタイミングなど)を 設計するうえでも大きく関わってくるため、 ビザの話とあわせて把握しておくことをおすすめします。
短期から始めたい場合のヒント
はじめての親子留学で、いきなり長期の学生ビザ取得から 始めるのはハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
まずはNZeTAの範囲内でできる 「2週間〜3ヶ月未満」の短期滞在から試してみて、 現地の環境や子どもの様子を確認したうえで、 中長期の滞在を検討するという進め方もあります。
まとめ
ビザ・滞在制度のポイントを整理すると、次の通りです。
- 3ヶ月未満なら、NZeTA(電子渡航認証)で対応可能
- 2週間を超えて通学する場合は、学校が留学生保護の行動規範に 署名しているか確認する
- 3ヶ月以上の場合は、子どもの学生ビザ+保護者の同行ビザが必要
- 14歳未満の子どもには、常時の保護義務がある
制度は変更されることがあるため、 渡航が具体的に決まったら、必ず移民局の公式サイトで 最新情報を確認してください。
▶ 学校選びについては、こちらの記事もあわせてご覧ください: 「NZ親子留学の学校選びチェックリスト」
▶ 服薬(処方薬)の持ち込みについては、こちらの記事で解説しています: 「NZ渡航時のADHD治療薬の持ち込みルール」
▶ この記事は、ピラー記事「ADHD・発達特性の子どもと考える、 ニュージーランド短期親子留学ガイド」の一部です。
ペアレンツコーチ養成講座 事務局
本記事は情報提供を目的としており、ビザ・入国管理に関する 制度は変更される場合があります。最終判断は、必ず ニュージーランド移民局の公式サイトでご確認ください。

